2018-08-24

土砂撤去完了。

約1ヶ月半かかってようやく家の周りの土砂の撤去が終わった。

いゃぁ、長かった。

ボランティアは19日の日曜日と21日の火曜日に来てくれたけれど、殆ど土砂の撤去は終わっていたんよね。

それでも5日位かけて始末する予定の土砂が1日で始末出来たのでボランティア様々です。

電気も来たし、水道も通っているので土嚢袋を始末すれば殆ど自分の所の復旧は終わり。

 クルマの横に積んだ土嚢袋は90位有る。

 裏は流木の手前で終わりにし、残りの流木や土砂は国交省か市が撤去してくれるのを待っ。

川側。

駐車場の真ん中辺りの土砂は土嚢袋に入れず川の中に。

土嚢袋は全部で700袋以上有る。

この土嚢袋の所まで泥が流れ込んでいた。
 この土嚢袋と同じ位の土砂を川の中に棄てた。

土嚢袋をトラックに積み込む時、またボランティアのあ世話になる予定。

でも独りで良くやったと思う。

と、写真を写していると、土嚢袋の側にオニヤンマが。
おなくなりになっているのかと思ったが、口をモゴモゴさせていたので、お食事中だったみたい。

食べていたのは黄色スズメバチ。

濁流で流された道も応急措置され、クルマが通れる様になった。

川の中に有った瓦礫や石も撤去され、崩れた道も大型土嚢で補修された。

川の中の土砂を撤去するとき掘り出されたクルマ。
もはや原形がどうのこうのと言えないほどグシャグシャになっている。

このクルマが見つかった時、行方不明者が乗って居ないだろうなと重機のオペレーターはビビっていたが、行方不明者は下流の方じゃと教えると安心して掘り出した。(^o^)

台風が来ると言うので慌てて駐車場の砂利を掘り出した。
掘り出したは良いんだが台風は逸れて雨も降らず。

雨が降って砂利が洗われればと思っていたんだが当てが外れた。(^_^;)




2018-08-16

クルマが使える(^o^)

国交省が作業を始めて約1週間でクルマが通れる様になった。

今月5日は小さな重機が1機だったけれど。

その後、大型の重機が投入され向こう側が見えない位山積みだった瓦礫も瞬く間に撤去され、向こう側が見える様になった。

お盆前になると家への道の瓦礫や大きな岩も撤去され始め。

14日には川向こうに仮設の道も作られたのでクルマで降りれる様になった。
 クルマが使える様になったので避難場所から通うのが随分楽になったし自転車じゃあ持って帰れない大きな買い物も出来る様になった。

避難場所生活一ヶ月少々、如何にクルマが使えないと不便か身に滲みた。

一ヶ月半かかってようやく駐車場迄の泥と土砂の撤去が終わった。
 真ん中辺りに生えている雑草の手前辺りの泥と土砂は土嚢袋に入れた。

土嚢袋は90近く有る。

残りの土砂は全部川の中に棄てたが、まだ土嚢袋150袋分位土砂が残っている。

今日、猫のご飯と飲み水の用意を済ませ、下に降りていたら中国電力の下請けが電信柱を立てる作業を始めていた。
20日には電気を通すそうだが、5日位で電気の復旧が出来るなら何でさっさと復旧作業しなかったんかねぇ。

2018-08-05

避難民の一日

今日は朝5時半位に目が覚めたので、飲み物をリュックに詰め、6時頃自宅へ向け自転車に乗り避難所の小学校を出発。

自宅へは、こんな山道を通って通っている。

本来の道も通れなくは無いんだが、まだ完全には修復されていないので、もうしばらくは山道を利用する事になりそう。

途中迄はこんな感じで登って来れるが。

先の方は、まだまだ瓦礫の山。

ガレ場の手前に自転車を置き、そこからは徒歩でガレ場を越えて自宅へ。

自宅へ着くとたちまち一服。

一服した後、昨日下の建築屋さんに買って来てもらっていた、発電機用のガソリンを、ガレ場下まで取りに降りる。

おい子にくくり付けたガソリンを背負い、ガレ場を登り家へ。

家へ着き早速発電機にガソリンを入れると、10リットル近く入ったので、発電機のタンクは殆ど空だったみたい。

発電機にガソリンを入れた後は、先だってから作業している、雨水管の詰まりの解消作業。

土砂が駐車場に流れ込んだ時に雨水枡に泥が流れ込み、雨水管の中に泥が溜まり詰まったみたい。

水が流れないのは困るので3日ほど前に呉まで出向き、金物屋さんで20m のピアノ線を買い、それを雨水管に通して泥抜きをしているんだが、泥が管にぎっちり詰まっているので、なかなかピアノ線が反対側の雨水枡に抜けない。

6m 位の距離の雨水管の泥抜きは済んだが、12m 位先に有る雨水枡には、なかなかピアノ線が通らない。

両方の枡からピアノ線を通し、ガチャガチャやって、ようやく9時半頃ピアノ線を通した。

ピアノ線が通ったら水を流しつつピアノ線を動かし、管の中の泥と砂を洗い流して作業終了。

雨水枡と管の中に貯まっていた泥と砂。
この二つの泥と砂の山で土嚢袋5袋分。

雨水の水路確保が済んだ後は駐車場に流れ込んだ小さな流木やゴミの撤去。

駐車場のゴミ棄てが終わり一服していると、NHK から、家が四軒流された時の状況を取材したいと電話が有り余り乗り気では無かったが、家の方へ登って来ると言うので渋々承諾。

近所付き合いが無かったとはいえ、人が6人も亡くなった時の状況説明をするのは気が重い。

NHK が取材に来るまで駐車場の土砂の撤去をしていると、NHK が取材に来たので、取材に応じる。

取材後、顔出しは勘弁してくれとは言っておいたが、どうなる事やら。

そうこうしてるうちに15時過ぎたので、風呂場で水でシャワーを使い汗を流した後、猫のご飯と飲み水を用意し、服を着替えて帰路に。

帰り道、土石流の有った場所に国土交通省の重機が入って瓦礫の撤去を始めていたのが目についた。

被災から1ヵ月経って漸く瓦礫の撤去が始まった。

自転車で降りようとした時、呉市の職員が居たので中国電力が新しく電気を通すラインを教え、先にそちらの瓦礫の撤去を優先するように言っておいた。

早くライフラインを復旧してくれないと新学期が始まり避難場所の移動をする事になり、それは被災住民の負担になると説明すると納得した様子だった。

そんな要らん事を済ませ市民センターで無料の飲み物を飲んだ後、避難場所の小学校の体育館へ帰った。

体育館の自分の場所に戻ると市の職員が昨日の復旧説明会の後、市長に要望した中国電力への送電線復旧作業の迅速化の返答が書れた用紙を手渡された。

書れていた内容は概ね自分の予想通りの答えだったので一通り目を通して用紙を返し、この件に関しては市の職員にあれこれ言うのは控えておいた。

後は中国電力がちゃんと仕事をしてくれるのを信じるだけ。







2018-07-30

自転車さまさま。

強制避難事に16インチのミニベロを降ろしてもらっていたのに、自転車が有るのを忘れ、20日位歩いて自宅へもどっていたが、ふと自転車が有るので歩かなくても良いじゃん!、と気付き、16インチのミニベロからワンピクに乗り換え。

ワンピクは16インチのミニベロと比べると重いが、そこは我慢して担ぎ降ろし、今は家への往復が快適になった。

買い物にも籠が有るのでリュックを背負わなくても良くなったし、最初からワンピク降ろしておけば良かった。

台風

台風12号が来ると言うので避難勧告が出され、体育館に避難者用の区画を段ボールで作った。

 市の職員だけでは人手が足らなかったので手伝いをしたが、新しく避難した人らは手伝わず。

先に避難している者らが手伝いをしているのに区画に入った後は近所の人らとだべっているだけ。

何だかなーって思ってしまった。

台風が来ると言うので慌てて設置された、国交省の指揮車。
土石流の有った自分達の住む支流にも台風が来る2日前に自衛隊が投入され、慌てて埋まった川の土砂の搬出をし始めた。

晴れ間が続いたからといって安心せず、最悪を想定して作業行程組んでほしいもんじゃ。

因みに被災から20日以上経ったが、ボランティアは一人も派遣されず、発電機を
持ち上げる時に5人人を廻してくれただけでほっぽかれてる感じ。

2018-07-27

流木の撤去

家に帰る時どうしても流木が目について煩わしくて仕方がなかった。

その目障りでしかたのなかった流木を発電機を上げたので電動のチェーンソーで切りまくった。

目立つ奴だけ切ったけれど大分スッキリした。

撤去する前は階段の所まで流木が有ったけれど。

一応、市の方て流木は撤去してくれるそうなので自分で作業するのはこれでお仕舞いにする。

後は、自衛隊が作業するまで、チマチマと土砂の搬出をするつもり。

今までボランティアが入って来なかったので、残りを自衛隊に任せてもバチは当たるまい。


2018-07-24

写真

 家への坂道の入り口に有る流されて原形を留めないクルマ。

一体何処から流されて来たのか。

 本流の大屋川は完全に土砂で埋まっている。

黒い瓦屋ねの家は、川の直ぐ側に有った家だけれど完全に1楷は土砂の下。

 以前挙げた写真の家の前の道は、土砂が撤去され塀が見えるようになっていた。

遠くの景色を見ると以前と変わらない景色なんだけれど手前の家を見ると、あぁ災害に遭ったんだなぁと現実に引き戻される。

さぁ、流木の撤去でもするか。


2018-07-21

ありがたい。

今日は午前中、中国電力に借りる予定にしていたさ発電機が届けられたので、ボランティアと近所の人が手配してくれた人らで発電機とガソリンを家まで持ち上げてもらった。

発電機とガソリンは背子に載せ代わり代わり担ぎ休み休み持ち上げてもらった。

中国電力から借りた発電機。
 2.6kwの発電量が有るので、消費電力の大きな電動工具を使っても余裕で使える。

予備のガソリンも20リットル有るので、たちまちは使用には困らないが、ガソリンが無くなったらエンジンオイルの入っていた缶を使いガソリンを買いに行かないといけない。
ガソリンを背負うのは嫌だけれど、クルマが使えないので致し方なし。

発電機とガソリンの担ぎ上げを手伝ってくれたボランティアの人たち。
アメリカ、メキシコ、フランス、ブラジルの多国籍ボランティア。

手助けしてくれて本当にありがとう。

これで裏に山積みなった流木の撤去に電動工具を使うことも出来るし、土砂撤去後クルマの高圧洗浄器を使い泥を洗い流す事ができる。

まだまだ、避難勧告の解除はされないが、電気が使えるおかげで独りでもまだがんばれる。



チープカシオ

被災したその日から使っている980円のチープカシオ、大活躍であります。
大体自転車乗るときや魚釣りするとき用に買っていた物なんだけれど。

汗や泥で汚れた衣類を沢水を利用し洗剤を使って洗濯する時も着けたまま。

泥かきや流木の撤去の時も、もちろん腕に着けているが、ガラス面に傷が付くわけでも無く、防水性が損なわれる訳でもない。

ここまでのタフネスぶりを見ると、G ショックなんて必要ないじゃね?と、思わせられる。

いゃぁ、偉大なりチープカシオ!。

2018-07-20

被災から2週間

災害から2週間たったけれど、相も変わらず避難勧告が解除されない。

あの日以降熱中症になる人が多数出るほど晴天続きで、氾濫した川の水量も平日よりも減ったのにである。

おかげでボランティアが入れず、被災した住民だけで泥かきや瓦礫の撤去をしている。

避難勧告を出し、ボランティアも入らない状態にするなら住民も入れない様にするなら判るが、そうする事もなく避難勧告を出したまま、ほっとらかしにされているので、被災し肉体的にも精神的にも辛い立場の住民だけで復興作業をしている。

被災者には高齢の独り暮らしの人もいたりするのに未だに何の手助けもない。

下の方ではボランティアも入り土砂の搬出が終わった所が多数見られるが、被害が甚大だった所が後回しにされているようでやるせない気持ちになる。

昨晩町の上役と会ったので人手を廻してくれと話したが、上記のような理由で回せないとの事。

避難勧告は警察等々が指示しているらしいが、ならば現地確認には大学や市の土木、その他諸々が現場確認をしているので、その結果を早急にまとめて避難勧告の解除をさてもらいたい。

避難勧告が出され、何時までたっても解除されないので現地では被災住民が泥かきや瓦礫の撤去をしているのが現状。

取材に来た報道人には、このブログの事は教えているので、もしこのブログを見かけたらこの様な場所も有るんだと、行政に働きかけてほしい。

一昨日は中国電力が送電の確認に来たので、流木の撤去の為に電動工具を使いたいと、発電機を借りる手続きをし、昨日は水道局の職員が配管の確認に来たので仮設配管の要望をした。

大体こんな要望は行政が汲み上げるのが本来の仕事だと思うが、行政に言った所で何もしてくれないので出来うる事は自分たちでしないといけないのが何だかなぁ。






2018-07-17

被災から10日

強制避難から1週間、避難場所の小学校の体育館生活にも慣れてきたが、自宅は電気も水道もアウトなので毎日水の入ったペットボトルを何本かと、昼食の食料やたまに猫のエサ等々を担ぎ上げ、泥のかきだしや流木撤去を行う毎日なんだが、昨日は、そんな作業は休みにし、側を流れる沢で洗濯したり(日本昔ばなしかよ。(^o^) )してノンビリしたが、一昨日の避難騒ぎのヘリコプターのお陰で飼い猫六ぴきの内の二匹がそれでなくても日頃見知らぬ人間が入れ替わり立ち代わり来たので帰って来なくなっていた、そこに避難騒ぎのヘリコプターの音で尚更驚き逃げ惑い迷って帰って来れなくなっているのでは?と、以前猫が遊びに行っていた事の有る、氾濫した川の上流へ探しに行って見た。

一昨日の避難騒ぎの元となった上流に有る池。
池事態は川の流れから離れた所にある。
 池の基礎部分は石積で、その上に堤が築かれているので少々の事では壊れない。

氾濫した川の上流側。
 綺麗に川床が削られ、山本体の岩盤が剥き出しになり、何段かの滝ができていた。


決壊の可能性があると避難騒ぎのあった池の横の斜面が大きく崩した場所と本来の川。

池の直ぐ下流には古い砂防堤が在るが、この砂防堤は壊れてはいない。
雰囲気的には、池横の斜面の崩落があり、川を塞き止めた上に上流側から土石流みたいなのが来て鉄砲水になったんじゃないかと想像する。


じゃないと、砂防堤がほとんど損傷していない説明がつかない。

今度大雨が降っても、川の横の斜面が崩れない限り、川周辺の土砂や木々は流されたので川の水かさが上がる位だろうな。






2018-07-15

埋まってます

今日初めて本流の大屋川方面へ降りて見たけれど、まさかこんなに埋まっているとは思わなかった。
完全に川は土砂で埋まり、道路の
境が全く分からなくなっている。

本来は川と平行している道なんだけれどねえ。

左手の民家の塀を見ればどれだけ大量の土砂量判ると思う。

この量の土砂が家の敷地内にも流れ込んでいるので窓なんが割れていたら家の中は大事。

もっと下流から上流を。

一面砂だらけ。

 下流の駐車場はこの有り様。

こりゃボランティアを廻してくれとは言えないなぁ。


2018-07-13

避難解除

お昼過ぎに出された避難勧告は、夜7時半位には解除された。

土石流の発生原因とされたのは、川を塞き止めた土砂崩れではなく、昔から最後の砂防堤の上流に有った池を、土砂崩れで塞き止められた水源と勘違いしたからだった。

子供の頃そこの池で遊んだ事の有る年配らと池を塞き止められた水源と間違えただけじゃね?
と話していたんだけれど案の定、その通りだった。

ただ、その池の排水溝が流木で塞がっていたらしく、水位が上昇していると言うことで、人員をヘリで下ろし早急に撤去したので早期の避難解除になったが、家の直ぐ側でヘリがホバリングしたおかげで、飼い猫は恐れて何処かへ逃げたと思う。

それでなくても見知らぬ人がいれ代わり立ち代わり来たので神経質になって6匹のうち4匹が帰って来なくなっていたのに、ヘリのホバリングで決定的になったと思う。

呼んで帰って来れば良いが。

避難勧告

家に帰って泥かきをして、ひと休みしていたら土石流発生の可能性があると言うことで、避難勧告が出され只今避難中。

現在隣町のコンビニに来てスマホの充電中。

町内全域だから沢山の人が避難中。

カタツムリ休まず登れ富士の山

投稿の座右の銘は、BM の中元すず香さんのものなんだけれど、今回の災害ではこの銘のおかげで頑張れている。住んでいる所は被害も軽微なのでボランティアの手伝いを要求してもなかなか廻してもらえないので、独りで少しづつ、少しづつ土砂の搬出をしている。





流れ込んだ土砂や瓦礫は、少しづつではあるが減っていっている。

ボランティアが廻してもらえる頃は、大変な所は終わって楽な所が残っているだけかも。

涼しいうちに裏山に登り今回氾濫した川の上流に行って見た。

 一番下に有る砂防堤は歩道側が崩れていた。
 先だって迄整備していた歩道は大丈夫だったので、もう一段上の砂防堤まで歩道を歩いて登る。

上流の砂防堤は、作られたのが新しくコンクリート製だったので壊れてはいなかったが、そこまでの歩道は急斜面に面しているのでこれ以上登らなかった。


 整備していた歩道は、上のほうまで大丈夫だった。


整備していた歩道から自分が作った山道を登り、自宅方面の沢の確認。


自宅への道の横を流れている沢は、どこも崩れておらず、表層の土砂が少し流れているだけだった。

こっちの沢にも砂防堤が在るが、砂防堤は今回の大雨以前、砂防堤は土砂で埋まっていたので、上流で土砂崩れがなくてよかった。