2012-03-30

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館) その3

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)最後、その3でございます。(´ー`)y━~~  

てつのくじら館の建物の方を見学した後は、
メインの潜水艦「あきしお」へ。

「あきしお」の艦内へは、3階から入るのでございます。

と言う事で、3階入り口から見た「あきしお」のパノラマ。

「あきしお」の艦内へ入って直ぐの所。
R部分は「あきしお」の耐圧内殻のR。

潜水艦「あきしお」は、外殻と耐圧内殻を持つ2重船殻を持つ複殻式潜水艦。

最新型の「うんりゅう型」や一つ前の「くろしお型」は耐圧殻が部分的に露出している、
部分複殻式構造を持つ潜水艦。

複殻式の船体と部分複殻式の船体のどちらが良いかと言うと、
どちらも一長一短が有り、潜水艦運用のコンセプトの違いで選ぶ位のものだけれど、
今は船内を広く使える部分複殻式が現在のトレンド。

船内へ少し入った所。
 「くろしお型」や「うんりゅう型」の船内の色はこんな色合いじゃ無く、
ライトグレーみたい。

船内に有るトイレと洗面所。
トイレ内に見えるリブの形状から察すると、トイレはこの位置じゃ無く、
もう一階下側の層に有ったんじゃなかろかね?。

こんな風に船体の真ん中に陣取っていたんじゃぁ、邪魔になって仕方ないもんね。(^▽^)y━~~

こうして見ると、展示にするにあたり、内部の配置は結構換えられてるみたい。

船内の配置を大幅に変える事になったのは、呉市の消防法が関係しているらしく、
本来の配置のまま見学コースをと考えていたのに消防法の関係で、
見学範囲が狭くなってしまったと、潜水艦に乗務していたOBが話してくれた。

そんな訳で、この士官用の寝床もここに配置されていたとは思えない、
発令所の近所に有った。
士官用のベッドと判断したのは、一般隊員のベッドにはロッカー何て物は無い筈だからね。

士官用のベッドは建物の中にも有り、そちらは狭さを体験するのに寝る事もOKだったけれど、
艦内のベッドは寝てはいけません。

士官用のベッドの位置が変わっていたのと同じ理由で、
厨房も発令所と同じ階層に移動されてたけれど、
アメリカの原子力潜水艦と比べると狭くて質素なもの。

士官食堂兼会議室。
下士官以下は、その2に有った様なテーブルの並ぶ食堂で食事をしたり、
休憩したりする。

どちらの食堂にもTVが設置されているけれど、海中にTV電波が届くはずもなく、
もっぱらビデオ鑑賞してるそうな。

そのビデオ鑑賞も音が漏れてはいけないので、イヤホーン装着じゃと。

こうして見ると、潜水艦は制約が多い職場じゃねぇ。(´・Д・`)y-~~

配管、配線がゴチャゴチャしてる通路から発令所内を。
正面に見えているのは操縦席部分なんだけれど、
くろしお型以降の艦と比べると計器類はアナログなんじゃね。

現行の艦は、操縦士は一人でジョイスティック操作で操艦してるそうな。

この型まで操縦士は2人体制じゃった。

発令所内は、海図を広げる机や潜行浮上の操作をする制御板や、
搭載兵器の制御板等々が配置され凄く狭い。

ソナー室は別に有る見たいだけれど、タタミ1畳位の狭い空間じゃった。

攻撃用の潜望鏡を覗く子供。
潜水艦には索敵用潜望鏡と攻撃用潜望鏡の2本が有るけれど、
2本とも覗いて見ることが出来る。

てつのくじら館のジャンパーを着ているのは、艦内説明をしてくれる潜水艦搭乗のOB。

見学客が自分以外に居なければ、くろしお型の全力航行魚雷発射のテスト中、
魚雷を発射したのは良いけれど、魚雷射出速度より艦の速度の方が勝り、
魚雷が船体に当たったって言う様な逸話を話ししてくれるかもよ。(^▽^)y━~~ 

発令所下部に有る魚雷発射管と、
魚雷収納ラックや発射管に魚雷を装填する為の機機を見せるのに苦肉の策のアクリル板の床。
先の消防法の壁が無ければ、こんな風に見せる事も無く、
直に発射管室を見る事も出来たのにねぇ。(´・Д・`)y-~~

アクリル板、最初の頃と比べると傷だらけになってるね。

最初の頃は傷も無く、クリアーに発射管室が見えたのにねぇ。(´・Д・`)y-~~


艦内を一通り見て回った後の出口付近に有る、魚雷搬入ハッチ。
このハッチの線上に下層の魚雷室へと続く床の扉が有る。

これで、長い魚雷を潜水艦に積み込むのは、
どんな風にして積み込むかと悩まなくても済むね。(^▽^)y━~~ 

と、潜水艦の艦内を見学した後は、外の世界へ。

入り口側から出口側を写した写真。

潜水艦艦内の見学を済ませ、建物に戻ると、こんな物が展示されている。
展示されているのは、硬質潜水服。

潜水服って言ってもアルミ合金製の外殻を持つ物なんだけれど、
この潜水服、内部は1気圧を維持し、安全深度300mまでの耐性が有るんじゃと。

背中部分には高圧酸素ボンベやスラスターが装備されているし、
手の部分はマジックハンドだし内部は1気圧維持と、
さしずめ個人用潜水艦の様相をしてるね。(´ー`)y━~~

この装備を見た後は、フロア窓際に有る大戦中のアメリカの潜水艦に搭載されていた双眼鏡や、
旧日本海軍艦船に搭載されていた双眼鏡で呉港を眺める事が出来る。

双眼鏡の倍率はアメリカ軍の物が8倍で、旧日本海軍の物が20倍。

双眼鏡で呉港を満喫した後は階段を下りた所に売店が有るので、
おみやげ何ぞを買って帰るのも良いかも。(´ー`)y━~~ 

と、てつのくじら館を満喫した後は、潜水艦のプカプカ浮いてるSバースに行って見た。
昨日は潜水艦は6隻居たけれど、一番手前の「あらしお」はこの19日に除籍されたみたいで、
艦旗は、もう揚がって居なかった。

今度配備される「けんりゅう」と交代する為の除籍なんだけれど、
涙滴型潜水艦が減るのは寂しいのぅ。(´・Д・`)y-~~

と、潜水艦を眺めた後は、焼き豚丼を食べましょうと南州ラーメンへ寄ったのだけれど、
昨日は看板娘の体調が悪かったみたいで、おかみさん一人で切り盛りしていたので、
無理をさせてはと南州ラーメンを食べて帰った。
何時になったら、ノーマルの焼き豚丼に有りつけるのやら。(´・Д・`)y-~~

昨日の走行でーた。
 天応~呉~天応 。

走行距離30、52km

走行時間1時間47分12秒 

平均速度17、0km/h

最高速度42、8km/h

消費カロリー 410

総走行距離4508km+354km2010年12月23日乗り出し。
 

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