2012-09-19

煙草盆と提げ物。

煙草の値上げを何かまた言い出した様で・・・・・。(´ー`)y━~~

我が輩も昔一度は煙草を吸うのを止めた事が有るんだが、
机仕事をしていてイライラした時、
どうにも手持ち無沙汰なんで煙草をまた吸い始め、
それから10年以上経っているので、
値上げした所で今更煙草を止めるつもりはさらさら無いんだが、
こうも値上げされると懐に響くので最近、
煙管を使って刻み煙草何ぞを吸い始めた。(´ー`)y━~~

決して吸いくさしの残りを吸うために煙管を使っている訳では無いけんね。(´ー`)y━~~

吸ってる刻み煙草の銘柄は「小粋」って言うのが国産では唯一残ってるだけなので、
それを吸っているけれど、
紙巻き煙草と比べると、コストパフォーマンスがすこぶる良い。

一度に使う刻み煙草の量は丸めてパチンコ玉位の大きさなんで、
一箱350円なんだけれど一箱で70回位は吸える。

しかも吸うって言っても燻らすだけだし、
一度の量で2~3回しか燻らせないし、
煙を肺まで吸い込まないので体には紙巻き煙草より良さげで有る。

ただ、紙巻き煙草を吸っていた関係で、
灰皿は金属製の重い奴を使っていたけれど、
こいつが煙管に良くないので昔の煙草吸い見たく、
煙草盆なんぞを使って小粋に煙管煙草を吸いたくなったので、
古い煙草盆を手に入れた。(´ー`)y━~~

手に入れた煙草盆はこんなの。
素材はケヤキで、
サイズは高さ 13cm 横幅 22cm 奥行き 14cmと小さな物。
 
持ち手は竹を加工した物見たい。
 
 
煙草盆は見ての通り、
左側に煙草に火を点ける為の炭を入れる手あぶりが有り、
右側に煙草を吸った灰を落とす竹筒と炭に火を点ける為の小物入れが有って、
手前に火箸や煙管を入れる場所が有る。

下側の小引き出しは、予備の刻み煙草入れ何かね?。(´ー`)y━~~

この煙草盆、古くて良い味に木肌の色艶が出てるんだけれど、
惜しむらくは小引き出しの取っ手がチト新しいのが残念な所。

上蓋と同じ取っ手が使われてたら良かったのにねぇ。(´・Д・`)y-~~

まぁ、煙管からの煙草の灰を捨てる竹筒は、
古民家の囲炉裏の上に使われていた材料を使った物で、
良い感じに煤けているし煙草盆と同じ様に年を食ってるみたいで、
切り口も年相応の古び具合じゃったけえ、ええけどね。(^▽^)y━~~
 

しかも手に入れた煙草盆は、手あぶりに当時の灰まで入ってた。

普通、手あぶりの灰は捨てられてしまう事が多いんだけれど、
こいつは残ってたので灰を新しく手に入れる手間が省けて良かった。(´ー`)y━~~
手あぶりの中の灰の黒っぽいのは煙草の灰で、
白っぽいのが炭の断熱に使われる灰ね。(´ー`)y━~~

灰自体も結構良い灰みたいで、
そこいらの紙くずや木くずを燃やした残りの灰みたく軽くなく、
結構比重が有るので軽く息吹きをした位じゃぁ飛び散らないのが良い。

この灰と同じ様な物を手に入れようとすると、
今だと茶道何かに使われる灰を手に入れないといけないので、
要らん金が掛からず済んだので、えかった、えかった。(^▽^)y━~~

でも、今入ってる灰も昔の煙草の灰が混じってるので、
ある程度使ったら水洗いして上澄みを捨てて使わないといけないね。(´ー`)y━~~

と、自宅で煙管を使って煙草を吸う為の煙草盆は手に入れたけれど、
外出先で刻み煙草を吸うには煙管入れや煙草入れが必要って事で、
昔使われていた提げ物も手に入れた。(´ー`)y━~~

煙管入れと煙草入れ。
煙管入れと煙草入れの途中に有る根付けの玉は、
艶が落ちてるけれど、たぶん赤珊瑚。

煙管。
提げ物に付いてた煙管は、火口と吸い口が銀製。

と、ここまで書いた所で、宅配のあんちゃんが件の煙草入れを届けてくれた。

煙管入れ。

ネットで写真を見た時は、煙管入れの材質が判らなかったんだけれど、
手にしてよく見ると煙管入れの材質は木で、表面に細かく文様を入れていて、
内側に和紙を貼り漆を塗って補強してある見たい。

 煙草入れ。

煙草入れは模様の感じからすると、トカゲ革で、
留め具は一品物みたいで有る。(´ー`)y━~~

留め具の表は巻物をモチーフにしていて、
留め具の内側には象眼が施されていて名が刻まれている。

内金に施されている象眼のデザインは右側が烏帽子で、
左側が皇族や神主何かが手にしている棒の様な物で、
上の方に有るのは月と太陽なのかも。(´ー`)y━~~

ネットの写真を見ると、
煙草入れの中には当時の刻み煙草が入ってるのが見て取れたけれど、
届いた煙草入れの中も写真通りに当時の刻み煙草が半分位詰まってたが、
詰まってた刻み煙草は流石に年代物だけに乾燥しきってて、
指で摘まむと粉状になったので吸えない状態。(^▽^)y━~~

でも、煙管入れにしても煙草入れにしても、
昔の職人さんは腕が良いねぇ。(´ー`)y━~~

煙草入れの外皮と内皮の縫い目なんて、
己の限界に挑戦した見たいに0.2mm間隔位で均等に縫ってあるし、
煙管入れの厚みも1mm位しか無いのに蓋を差し込むのにキツクも緩くも無く、
良い塩梅で元の筒に蓋部分が収まるんだからねぇ。(´ー`)y━~~

煙草盆にしろ煙草入れにしろ骨董品ちゃぁ骨董品なんだけれど、
特に煙草入れは今の時代でこれだけ手間を掛けて作った物を買うとしたら、
10万位じゃぁきかないんだろうね。(´ー`)y━~~

と、手に入れた提げ物の煙草入れには満足してるんだけれど、
こいつを手に入れる前に入札競争した煙草入れは、
出來や程度が良かっただけに残念じゃ。(´・Д・`)y-~~

こいつを手に入れる前に目を付けた煙草入れと煙管。
煙管や煙管入れや煙草入れの何れにも名が入ってる一品物。

写真はクリックすると拡大されるじゃろうけぇ、
見えにくかったら写真をクリックして見てねー。

煙管入れはツゲ材にフクロウを掘った物で、口金は金製。


煙管は吸い口が金で他は燻し銀の象眼。

煙草入れはと言うと、目の細かい刺繍物の生地に立派な留め具。

裏の留めも金ときたもんじゃ。(^▽^)y━~~

って事で、こりゃええ物んじゃわいと、
1000円開始だったので54000まで入れてほっぽっていたけど、
結局倍近い金額で落札されとった。(´・Д・`)y-~~、

結構な金額まで追いかけるもんは、追いかけるんじゃね。(;・∀・)y━~~

どりゃ、手に入れた煙管でも磨いて掃除するか。(´ー`)y━~~

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